文献詳細
技術講座 生理
文献概要
新しい知見
四肢末梢神経の電気刺激による短潜時体性感覚誘発電位(SSEPs)は,大脳皮質に到達するまでに多くの陽性波や陰性波を発生する.各要素波の起源についてはある程度絞り込まれているものもあるが,まだ仮定の段階であることが多い.最近では正中神経刺激で得られるSSEPsの遠隔電場電位のP13と後頸部のN13とは別の起源であり,頭皮上広範囲に認めるN18の起源が視床ではなく,中脳より尾側で橋・延髄と推測する報告が多い.
四肢末梢神経の電気刺激による短潜時体性感覚誘発電位(SSEPs)は,大脳皮質に到達するまでに多くの陽性波や陰性波を発生する.各要素波の起源についてはある程度絞り込まれているものもあるが,まだ仮定の段階であることが多い.最近では正中神経刺激で得られるSSEPsの遠隔電場電位のP13と後頸部のN13とは別の起源であり,頭皮上広範囲に認めるN18の起源が視床ではなく,中脳より尾側で橋・延髄と推測する報告が多い.
掲載誌情報