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文献詳細

雑誌文献

検査と技術24巻11号

1996年10月発行

文献概要

トピックス

IgA腎症の免疫学的検査

著者: 藤井謙裕1

所属機関: 1奈良県立医科大学第1内科

ページ範囲:P.967 - P.969

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はじめに
 IgA腎症は,糸球体メサンギウム域へのIgAを主体とする免疫グロブリン沈着を特徴とする糸球体腎炎であり,その確定診断には蛍光抗体法や酵素抗体法などの免疫学的手法でのIgAの糸球体内沈着を証明することが必要である.言い換えると,IgA腎症は主としてIgA関連の免疫複合体によって惹起されるのであり,この複合体が組織障害の原因になっているものと考えられている1).現在までに,IgA腎症の成因に関する免疫学的異常については幾多の検討がなされてきた.
 本稿では,IgA腎症に関連する免疫学的特徴について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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