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技術講座 一般
尿沈渣中の非細胞性沈渣—塩類・結晶
著者: 肥塚卓三1 今井重良1 東畠正満1 巽典之2
所属機関: 1大阪市立大学医学附属病院中央臨床検査部 2大阪市立大学医学部臨床検査医学講座
ページ範囲:P.1027 - P.1036
文献購入ページに移動尿沈渣検査の標準化についての課題としては,精度管理の向上とともに標準化法の作成が必要と思われていたが,1991年に日本臨床衛生検査技師会(日臨技)より『尿沈渣検査法』4)が出版された.これをもとに日本臨床検査標準協議会(JCLLS)が検討し,1995年に尿沈渣の標準法“JCCLS GP1-P2”6)が作成され,これらの方法をもとに多くの施設で利用し,現在に至っている.
また,『尿沈渣検査法』中の“V.結晶・塩類の記載方法”では,日常,健常者でみられる結晶を通常結晶,病的疾患で認める結晶を異常結晶として,各々の結晶を説明している.しかし,この記載方法について,日常検査に応用できない点も認めることから,検査に利用しやすい記載方法を以下に作成した.
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