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耐熱性DNA連結酵素リガーゼを用いた遺伝子増幅法
著者: 澁谷貴1
所属機関: 1ダイナボット(株)学術部
ページ範囲:P.1064 - P.1066
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耐熱性DNA連結酵素リガーゼ(ligase)を用いた遺伝子増幅法はligase chain reaction(LCR)法と呼ばれ,PCR(polymerase chain reaction)法,3 SR(self-sustained sequence replication)法,NASBA(nucleic acid sequence-based amplification)法,Qβ(Q-bata replicase)法などの遺伝子増幅法とともに遺伝子診断に応用されている(表).LCR法は,DNA連結酵素であるligaseを用いたDNA検出法として1988年にカリフォルニア工科大学のLandegrenらにより報告され1),これに耐熱性ligaseとサーマルサイクリング(thermal cycling)を応用し,PCR法と同様の遺伝子増幅法として1991年にコーネル大学のBaranyによって確立された2).
耐熱性DNA連結酵素リガーゼ(ligase)を用いた遺伝子増幅法はligase chain reaction(LCR)法と呼ばれ,PCR(polymerase chain reaction)法,3 SR(self-sustained sequence replication)法,NASBA(nucleic acid sequence-based amplification)法,Qβ(Q-bata replicase)法などの遺伝子増幅法とともに遺伝子診断に応用されている(表).LCR法は,DNA連結酵素であるligaseを用いたDNA検出法として1988年にカリフォルニア工科大学のLandegrenらにより報告され1),これに耐熱性ligaseとサーマルサイクリング(thermal cycling)を応用し,PCR法と同様の遺伝子増幅法として1991年にコーネル大学のBaranyによって確立された2).
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