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文献詳細

雑誌文献

検査と技術24巻13号

1996年12月発行

病気のはなし

肺アスペルギルス症

著者: 二木芳人1

所属機関: 1川崎医科大学呼吸器内科

ページ範囲:P.1082 - P.1087

文献概要

新しい知見
 肺アスペルギルス症の中でも,最も重篤で予後不良と考えられる肺炎型は,従来高度の免疫不全状態め患者に発症し,診断も困難なためにほとんどが生前診断が得られず,剖検で初めて診断される終末期感染の代表格と考えられてきた.しかし,近年血清診断法を中心に診断技術も進歩しており,また,注意深い臨床医の観察や積極的な診断努力により,その早期診断と治療も可能になりつつある.今や本症は救命できる感染症であると認識すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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