文献詳細
文献概要
生体のメカニズム 凝固・線溶系・8
経口抗凝血薬のコントロール
著者: 岡嶋研二1
所属機関: 1熊本大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.1133 - P.1135
文献購入ページに移動はじめに
抗血栓療法には,抗血小板療法,経口および非経口抗凝血薬による抗凝固療法,さらに血栓溶解療法がある.このうち,経口抗凝血薬の代表的なものは,ワーファリンである.本物質は,ウシの半乾燥クローバー摂取による出血死(スイートクローバー病)をきっかけに発見されたが,古くから血栓症の一次および二次予防に頻用されている.
本稿では,ワーファリンの作用機序,適応と凝固能評価によるコントロールについて述べる.
抗血栓療法には,抗血小板療法,経口および非経口抗凝血薬による抗凝固療法,さらに血栓溶解療法がある.このうち,経口抗凝血薬の代表的なものは,ワーファリンである.本物質は,ウシの半乾燥クローバー摂取による出血死(スイートクローバー病)をきっかけに発見されたが,古くから血栓症の一次および二次予防に頻用されている.
本稿では,ワーファリンの作用機序,適応と凝固能評価によるコントロールについて述べる.
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