文献詳細
文献概要
トピックス
検体検査部門の感染対策
著者: 大門良男1
所属機関: 1富山医科薬科大学附属病院検査部
ページ範囲:P.1147 - P.1148
文献購入ページに移動はじめに
検査部門における感染事故の実態に関する報告は,ほとんど見受けられない.これは,検査従事者が感染を起こしたとしても,業務と関連していたかどうか証明することが困難であることや,これらを公表することが極めて少ないことなどによると考えられる.
しかし,日常検査において採血管の一部が血液で汚染されたり,細菌検査用に提出された検体容器から内容が漏れていたりすることは皆無ではない.病原体は眼に見えないので,常に感染の危険性を考えて行動しなくてはならない.
検査部門における感染事故の実態に関する報告は,ほとんど見受けられない.これは,検査従事者が感染を起こしたとしても,業務と関連していたかどうか証明することが困難であることや,これらを公表することが極めて少ないことなどによると考えられる.
しかし,日常検査において採血管の一部が血液で汚染されたり,細菌検査用に提出された検体容器から内容が漏れていたりすることは皆無ではない.病原体は眼に見えないので,常に感染の危険性を考えて行動しなくてはならない.
掲載誌情報