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技術講座 生化学
尿中遊離L鎖の測定法と臨床的意義
著者: 大谷慎一1 大谷英樹1
所属機関: 1北里大学医学部臨床病理学教室
ページ範囲:P.107 - P.111
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尿中遊離L鎖の定量法は,従来よりSRID法,RIA法,EIA法などが用いられてきたが,ルーチン化されうる検査法には至っていない.最近われわれは自動機器によるlatex immunoassay(LIA)法を用いた新たな尿中遊離L鎖の定量法を開発した,本法は迅速性,再現性に優れ多数の検体処理が可能であり,免疫グロブリン異常症,特に多発性骨髄腫などの病態を把握するうえに有用であると考えられる.
今後さらに諸種病態について検討し,その臨床的意義を明らかにする必要があろう.
尿中遊離L鎖の定量法は,従来よりSRID法,RIA法,EIA法などが用いられてきたが,ルーチン化されうる検査法には至っていない.最近われわれは自動機器によるlatex immunoassay(LIA)法を用いた新たな尿中遊離L鎖の定量法を開発した,本法は迅速性,再現性に優れ多数の検体処理が可能であり,免疫グロブリン異常症,特に多発性骨髄腫などの病態を把握するうえに有用であると考えられる.
今後さらに諸種病態について検討し,その臨床的意義を明らかにする必要があろう.
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