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けんさアラカルト
インターフェロン・サイトカイン国内およびWHO標準品
著者: 小長谷昌功1
所属機関: 1国立予防衛生研究所ウイルス製剤部サイトカイン室
ページ範囲:P.214 - P.215
文献購入ページに移動 サイトカインに関する研究の進歩は目覚ましく,免疫機構に限らず生体のあらゆる調節機構にサイトカインがなんらかのかかわりを持っているといえる.また,病気とのかかわり,治療薬としての可能性が強まってくるにつれ万国共通の定量基準の設定が不可欠になる.そのためには同時測定できる標準品が必要であり,それも国際的に認定されたWHO標準品が必要である.すでに相当数のインターフェロン・サイトカインのWHO標準品が設定され,international units(IU)で表示されているものまたは暫定力価のunitsで表示され,国際共同作業による結果待ちのものなどがある.これらの標準品を作製管理し配布している国際機関は英国のNIBSC(National Institute for Biological Standards and Control)であり,申請すれば入手可能である.
WHOにはサイトカイン標準品の設定を効率よく推し進めることを目的とした筆者も含めた専門委員会が1944年春に設置され毎年開催されている.NIBSCに登録されているサイトカイン標準品のリストを表1に示した(IU表示のみWHO公認).
WHOにはサイトカイン標準品の設定を効率よく推し進めることを目的とした筆者も含めた専門委員会が1944年春に設置され毎年開催されている.NIBSCに登録されているサイトカイン標準品のリストを表1に示した(IU表示のみWHO公認).
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