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文献詳細

雑誌文献

検査と技術24巻3号

1996年03月発行

文献概要

トピックス

ICAM-1抗体療法

著者: 高橋裕樹1 今井浩三1

所属機関: 1札幌医科大学医学部内科学第一講座

ページ範囲:P.237 - P.239

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はじめに
 近年の免疫学および分子生物学の進歩により,免疫反応のさまざまな過程に関与する接着分子やサイトカインそれぞれが,分子レベルで明らかにされつつある.これらを標的としたモノクローナル抗体を用い,選択的に免疫反応の段階をブロックすることで,自己免疫疾患や臓器移植での拒絶反応を効率的に制御しうることが期待されている.特にICAM-1(intercellular abhesion molecule-1;CD 54)は免疫反応において中心的な役割を担う細胞接着分子の1つであり,抗ICAM-1抗体の臨床応用が積極的に進められている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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