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技術講座 微生物
Chlamydia pneumoniaeの抗体検査
著者: 山崎勉1
所属機関: 1埼玉医科大学小児科
ページ範囲:P.317 - P.320
文献購入ページに移動MIF法用の抗原点置スライドが数社より試作されている.例えば米国MRL社のキットでは各クラミジア抗原に,C. pneumoniae:TW-183,C. psittaci:6BC,C. trachomatis:D/E/F/G/H/I/J/Kの8血清型の混合抗原を用いている.問題点として,各点置抗原が大きく判定しにくいこと,価格が高いこと,C. trachomatisについては多数の混合抗原を1点置で用いているため,血清型によっては見落とす可能性があることなどがある.
また,lipopolysaccharideなどの属特異抗原に対する抗体測定をC. pneumoniae感染症の臨床診断に補助的に用いようとする試み(クラミジアAbキットMX,メダック社)や,C. pneumoniaeの98kDaあるいは43kDaなどの蛋白に注目し,より特異的な抗体測定系を構築する試みがある.
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