文献詳細
技術講座 病理
形態計測の最新の方法—新しいステレオロジーと多変量解析を中心に
著者: 千場良司1 古川徹1 高橋徹1
所属機関: 1東北大学加齢医学研究所病態臓器構築研究分野
ページ範囲:P.329 - P.336
文献概要
近年形態計測の分野では,ステレオロジーの新しい方法論が開発されており,これまで推定困難であった組織の3次元構造に関する精度の高い情報を得ることが可能になった.このような手法により腫瘍の悪性度や神経疾患に関する研究などの面で大きな進展がみられている.また計算機科学の進歩に伴い,膨大なデータの多変量統計解析がパソコンレベルで実行可能になり,病態の解釈や形態診断の強力な支援になることが期待されている.
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