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全身性炎症反応症候群(SIRS)とサイトカイン
著者: 黒川浩1 奈良信雄1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部臨床検査医学教室
ページ範囲:P.378 - P.379
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生体に侵襲が加わると,これに対する応答反応として炎症反応が惹起される.侵襲刺激には,感染症,手術,外傷,熱傷,膵炎などさまざまなものがあるが,これらの刺激に対して惹起される一連の炎症反応を,1つの症候群として包括的にとらえる概念が近年提唱された.本稿では,この症候群(全身性炎症反応症候群)の概念と,その病態におけるサイトカインの作用・役割について概説する.
生体に侵襲が加わると,これに対する応答反応として炎症反応が惹起される.侵襲刺激には,感染症,手術,外傷,熱傷,膵炎などさまざまなものがあるが,これらの刺激に対して惹起される一連の炎症反応を,1つの症候群として包括的にとらえる概念が近年提唱された.本稿では,この症候群(全身性炎症反応症候群)の概念と,その病態におけるサイトカインの作用・役割について概説する.
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