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病気のはなし
前立腺癌
著者: 島崎淳1
所属機関: 1千葉大学医学部泌尿器科
ページ範囲:P.394 - P.402
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PSAは感度および特異性に優れたマーカーであり,早期診断や経過の把握に広く応用されている.検診において前立腺肥大症との鑑別のためPSAを体積で除したPSA密度や年間増加率の応用が提唱された.また血中の癌細胞検出にPSAのmRNAを用いるという方法も検討されはじめた.内分泌療法の治療中に使用している薬剤による増悪の可能性が見いだされ,アンチアンドロゲン除去症候群といわれるようになった.アンドロゲンレセプターの変異との関係が推測されている.
PSAは感度および特異性に優れたマーカーであり,早期診断や経過の把握に広く応用されている.検診において前立腺肥大症との鑑別のためPSAを体積で除したPSA密度や年間増加率の応用が提唱された.また血中の癌細胞検出にPSAのmRNAを用いるという方法も検討されはじめた.内分泌療法の治療中に使用している薬剤による増悪の可能性が見いだされ,アンチアンドロゲン除去症候群といわれるようになった.アンドロゲンレセプターの変異との関係が推測されている.
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