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技術講座 病理
粘液の染色法
著者: 横川和子1 塩澤佳子1 加藤洋1
所属機関: 1(財)癌研究会癌研究所病理部
ページ範囲:P.433 - P.440
文献購入ページに移動粘液染色を行う意義は,組織の状態(炎症か腫瘍かなど)を知ることのほかに,腫瘍の原発部位を推測するための一助とすることにある.
古くから,ムチカルミン,PAS,アルシアン青,high iron diamine(HID)染色など粘液を組織化学的に分類する多くの染色法が行われてきた.この流れにある,やや複雑な染色法としてPATS/KOH/PAS,あるいはPATS/PBT/KOH/PAS染色がある,その後,ConA,PNAなどレクチンを使う研究が盛んになり,これらはそれぞれマンノース,ガラクトースなどの特定な糖質と結合するとされている.
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