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文献詳細

雑誌文献

検査と技術24巻6号

1996年06月発行

文献概要

技術講座 病理

組織標本とギムザ染色

著者: 石原力1 城下尚2

所属機関: 1群馬大学医学部附属病院中央検査部 2群馬大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.507 - P.512

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新しい知見
 ヘリコバクター・ピロリは,人の胃粘膜に寄生し,難治性消化性潰瘍やびらんの原因菌といわれている,グラム染色で陰性を示し,数本の鞭毛を持つらせん状桿菌である.種々の検出法が報告されているが,ギムザ染色法を用いて胃生検標本を染色し,菌を観察する試みもなされている.ギムザ染色法は手技が簡便であり,菌の識別も免疫染色法や鍍銀染色法を用いたものと比べても遜色なく,実用性が最も高いと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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