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文献詳細

雑誌文献

検査と技術24巻7号

1996年06月発行

文献概要

増刊号 感染症検査実践マニュアル Ⅱ.検査目的と検査内容

2.起炎菌の検出

著者: 菅野治重1

所属機関: 1千葉大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.26 - P.27

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はじめに
 微生物検査は主に感染症の起炎微生物の決定を目的として行われるが,最近は菌叢の監視,特定の院内感染菌の検出など,検査目的が多様化しており,検査室においても検査目的を考慮して検査内容を整備することが重要な課題となっている.ここでは起炎菌の検出を目的する微生物検査について述べる.
 起炎微生物の検出を目的とする検査では,①感染症の存在が疑われる患者から得られた検体であること,②検体が感染病巣を反映する良質なものであること,③患者の病状に応じた微生物検査が行われること,④検出菌の臨床的意義を適切に評価すること,などが検査の質を決定するうえで重要な事項である.この4点を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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