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ペニシリン耐性肺炎球菌
著者: 郡美夫1
所属機関: 1千葉市立病院検査科
ページ範囲:P.210 - P.210
文献購入ページに移動PRSPの分離頻度は,当院で微量液体希釈法による最小発育阻止濃度(MIC)の測定を始めた1986年から1989年までには20%前後であった耐性率も1992年には48%,1993年55%,1994年52%と増加傾向を示している.また,ペニシリンG(PCG)のMIC値が1μg/ml以上の株が初めて検出されたのは1989年であり,それ以降,耐性株のうち1μg/ml以上の株が占める割合は,1992年には30%,1993年には53%,そして1994年では74%と増加している.しかし4μg/mlの株はわずか2例のみであり,それ以上の株は分離されていない.
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