文献詳細
増刊号 感染症検査実践マニュアル
Ⅷ.検査報告
文献概要
近年,細菌検査の場にコンピュータ化・システム化が導入されつつあるが,これらは検査室内の合理化や省力化を主目的として構築されている.なぜなら,システム導入後,報告される検査結果は,それ以前の検査結果と比べて付加価値を持つものではない.
検査は,医師に適切な情報を提供し,患者の診断・治療に役だてることが目的である.そのため,検査結果のみの報告ではなく,付加価値を持たせた情報の提供が,今後の臨床検査において重要視されるのではないだろうか.そこで,佐賀医科大学附属病院におけるコンピュータ・ネットワークを利用した細菌検査結果報告の新しい医療情報提供の試みについて紹介する.
検査は,医師に適切な情報を提供し,患者の診断・治療に役だてることが目的である.そのため,検査結果のみの報告ではなく,付加価値を持たせた情報の提供が,今後の臨床検査において重要視されるのではないだろうか.そこで,佐賀医科大学附属病院におけるコンピュータ・ネットワークを利用した細菌検査結果報告の新しい医療情報提供の試みについて紹介する.
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