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文献詳細

雑誌文献

検査と技術24巻7号

1996年06月発行

文献概要

増刊号 感染症検査実践マニュアル Ⅸ.微生物検査の精度管理

2.外部精度アセスメント

著者: 熊坂一成1

所属機関: 1日本大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.290 - P.292

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 臨床検査の精度管理運営(quality management;QM)では,精度保証(quality assurance;QA)と良質な検査業務(good laboratory practice;GLP)が車の両輪である1).そしてQAでは内部精度管理(internal quality control;IQC)に加えて外部精度アセスメント(external quality assessment;EQA)を欠かすことはできない1)
 EQAでは,特別に調製した試料を多くの検査室に配布し,その試料を分析・測定した成績を客観的に評価する.EQAの主たる目的は,検査室間の分析結果の互換性を調査し,その差を縮小することにある.しかし微生物検査のEQAは,他の臨床検査に比較して方法論的にかなり特殊である.すなわちこの分野のEQAで得られる結果の多くが文字データであり,臨床化学,血液学などのEQAで使用できる各種の数値データ・統計学的手法はなじみにくい面が多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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