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増刊号 感染症検査実践マニュアル Ⅹ.技術講座
1.染色のコツ 4)酵素免疫染色
著者: 田中美智男1
所属機関: 1国立大阪病院臨床検査科
ページ範囲:P.300 - P.300
文献購入ページに移動酵素抗体法は抗原に対する特異抗体を反応させる際,あらかじめ抗体に酵素を標識しておくことにより,生成した抗原抗体複合物の量に対応した酵素と基質を反応させて発色させるものである.通常の光学顕微鏡で観察できるが,個々の細胞について細かく感染の有無を判定するのは困難である.そのため酵素抗体法は炎症細胞を含む検体や病理組織標本などに主として適用される.酵素抗体法の種類について表1に示した.また,染色法の例として免疫ペルオキシダーゼ法(間接法)を表2に示した.
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