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技術講座 免疫
免疫学的便潜血検査
著者: 藤森勲1 梅原貴子1 坪地利美1 田中香代子1 中安小百合2
所属機関: 1県西部浜松医療センター臨床検査技術科 2松愛会松田病院
ページ範囲:P.607 - P.611
文献購入ページに移動近年,食事の変化から大腸癌が増え続けている.日本食中心から欧米型になり,高脂肪,低繊維などが原因とざれている.そのため,大腸癌検診の増加とともに,便潜血反応検査が重要になってきた.その代表的なものとして免疫学的便潜血反応がある.検査法としては,①凝集法(赤血球,ラテックス,金コロイド),②イムノクロマト法,③EIA法などがあり,用手法と集団検診用として自動分析装置なども多くのメーカーから開発されてきたのが現状である.免疫学的便潜血反応は糞便中のヘモグロビンを検出する方法で,その検出感度は優れているが,臨床的観点から検出量(カットオフ値)をどこに置くかが問題点とされている.
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