icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術24巻8号

1996年07月発行

文献概要

マスターしよう検査技術

血球凝集反応

著者: 堀井隆1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂医院・臨床検査部

ページ範囲:P.641 - P.645

文献購入ページに移動
 血球凝集反応は赤血球表面の抗原に対応する凝集素との抗原抗体反応であり,ABO式やRh式などの血液型判定や不規則性抗体の検出,寒冷凝集反応やPaul-Bunnell反応などに利用されている.さらに赤血球そのものを抗原とする以外にも,赤血球表面に抗原物質を吸着させ,この抗原に対する抗体とで凝集反応を起こす受身(間接)赤血球凝集反応や,抗体を赤血球に吸着させ抗原と反応させる逆受身(逆間接)赤血球凝集反応も広く用いられている.
 血球凝集反応の術式はスライドやトレイを用いる方法,試験管を用いる方法,マイクロプレートを用いる方法が一般に行われ,それぞれ凝集反応の観察方法が異なる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら