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エネルギー選択結像法(electron spectroscopic imaging;ESI)という電顕用無染色切片の観察法が発表された1).これは,試料を透過した加速電子が分光のための磁場中を通過した後,いろいろなエネルギーに分けられ,特定のエネルギーに選択した電子で電顕像を作るという方法である.
電子顕微鏡の中間レンズと投射レンズの間にフィルターが組み込んであり,ここを通過する電子はγ(ガンマ)のような軌道を描くのでγ型フィルターと呼ばれている,ESIを使い,エネルギーを連続的に変化させたところ,無染色の超薄切片は250eVのとき最も良好なコントラストがついて観察されたと報告されている.二重固定し,通常の標本作製を行っで作った切片は電子染色しないですぐ鏡検できることになる.明るさとコントラストが自由に調節できる電顕像の可能性へ近づいたように思われる.
エネルギー選択結像法(electron spectroscopic imaging;ESI)という電顕用無染色切片の観察法が発表された1).これは,試料を透過した加速電子が分光のための磁場中を通過した後,いろいろなエネルギーに分けられ,特定のエネルギーに選択した電子で電顕像を作るという方法である.
電子顕微鏡の中間レンズと投射レンズの間にフィルターが組み込んであり,ここを通過する電子はγ(ガンマ)のような軌道を描くのでγ型フィルターと呼ばれている,ESIを使い,エネルギーを連続的に変化させたところ,無染色の超薄切片は250eVのとき最も良好なコントラストがついて観察されたと報告されている.二重固定し,通常の標本作製を行っで作った切片は電子染色しないですぐ鏡検できることになる.明るさとコントラストが自由に調節できる電顕像の可能性へ近づいたように思われる.
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