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RSウイルス(RSV)は院内感染を起こしやすく,その対策が重要である.一般病院でも検査可能である酵素免疫法(EIA)によるRSV迅速診断法が臨床応用されたことより,疫学ばかりでなく院内感染防止に効果を上げている.治療について米国小児科学会は,RSVに有効とされている抗ウイルス剤であるリバビリン吸入療法の治療指針を発表した(1993年)が,最近この治療に疑問視する報告(Wheeler JGら,1993年;Moler FWら,1996年)が散見され,今後のさらなる検討が必要である.
RSウイルス(RSV)は院内感染を起こしやすく,その対策が重要である.一般病院でも検査可能である酵素免疫法(EIA)によるRSV迅速診断法が臨床応用されたことより,疫学ばかりでなく院内感染防止に効果を上げている.治療について米国小児科学会は,RSVに有効とされている抗ウイルス剤であるリバビリン吸入療法の治療指針を発表した(1993年)が,最近この治療に疑問視する報告(Wheeler JGら,1993年;Moler FWら,1996年)が散見され,今後のさらなる検討が必要である.
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