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技術講座 生化学
レクチン(LCA)親和性AFPの測定法
著者: 武田和久1 鎌倉こず恵1
所属機関: 1岡山大学医学部公衆衛生学教室
ページ範囲:P.21 - P.26
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LCA反応性糖鎖はAFPのみならず,他の血清糖蛋白,例えばα1-酸性糖蛋白,α1-アンチトリプシンなどにおいても肝細胞癌例で増加しており,AFP非上昇肝細胞癌例の診断に,同様の原理に基づく糖蛋白の分画が可能である.また,AFPの低値例に対しては,アビジン・ビオチン・コンプレックスの系で,標識酵素にアルカリホスファターゼを用いて長時間反応させることにより,10ng/ml前後のAFPレベルの症例も検討の対象となる.
LCA反応性糖鎖はAFPのみならず,他の血清糖蛋白,例えばα1-酸性糖蛋白,α1-アンチトリプシンなどにおいても肝細胞癌例で増加しており,AFP非上昇肝細胞癌例の診断に,同様の原理に基づく糖蛋白の分画が可能である.また,AFPの低値例に対しては,アビジン・ビオチン・コンプレックスの系で,標識酵素にアルカリホスファターゼを用いて長時間反応させることにより,10ng/ml前後のAFPレベルの症例も検討の対象となる.
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