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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻1号

1997年01月発行

文献概要

けんさアラカルト

糖尿病合併症と糖化蛋白

著者: 河西浩一1

所属機関: 1香川医科大学臨床検査医学講座

ページ範囲:P.28 - P.28

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 糖尿病は慢性の高血糖状態であり,高血糖の持続によって種々の合併症が引き起こされてくる.糖尿病の合併症は,網膜症,腎症,神経障害などの細小血管症と,動脈硬化症で代表される大血管障害に2大別されている.
 糖尿病細小血管症の発生機序はしだいに明らかにされてきているが,現時点ではソルビトール異常説,血行動態異常説,プロティンキナーゼC亢進説,グリケーション(glycation)説が挙げられる.このうちグリケーション反応〔メイラード(Maillard)反応〕についての研究の進展は目覚ましいものがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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