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けんさアラカルト
糖尿病合併症と糖化蛋白
著者: 河西浩一1
所属機関: 1香川医科大学臨床検査医学講座
ページ範囲:P.28 - P.28
文献購入ページに移動 糖尿病は慢性の高血糖状態であり,高血糖の持続によって種々の合併症が引き起こされてくる.糖尿病の合併症は,網膜症,腎症,神経障害などの細小血管症と,動脈硬化症で代表される大血管障害に2大別されている.
糖尿病細小血管症の発生機序はしだいに明らかにされてきているが,現時点ではソルビトール異常説,血行動態異常説,プロティンキナーゼC亢進説,グリケーション(glycation)説が挙げられる.このうちグリケーション反応〔メイラード(Maillard)反応〕についての研究の進展は目覚ましいものがある.
糖尿病細小血管症の発生機序はしだいに明らかにされてきているが,現時点ではソルビトール異常説,血行動態異常説,プロティンキナーゼC亢進説,グリケーション(glycation)説が挙げられる.このうちグリケーション反応〔メイラード(Maillard)反応〕についての研究の進展は目覚ましいものがある.
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