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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻1号

1997年01月発行

文献概要

技術講座 免疫

破水の検査とその評価

著者: 間崎和夫1 内出一郎1 平川舜1

所属機関: 1東邦大学医学部第1産科婦人科学教室

ページ範囲:P.37 - P.42

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新しい知見
 従来の破水の診断方法は羊水のpHがアルカリ性,破水前の腟分泌液が酸性であるのを利用して行われてきた.しかし,pH測定法では腟炎を合併した例や血液混入例では偽陽性,羊水流出量が少ない例では偽陰性となることがあった.最近,羊水中に多量にあるが,破水前には腟分泌液中にない物質〔癌胎児性フィブロネクチン,α-フェトプロテイン,insulin-like growth factor binding protein-1(IGFBP-1))をモノクローナル抗体を利用した方法で測定するキットが開発され,より正確な診断が期待されるようになってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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