文献詳細
文献概要
けんさアラカルト
アポE表現型の測定法
著者: 多田正人1
所属機関: 1山梨医科大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.818 - P.818
文献購入ページに移動アポEには遺伝的多形性(polymorphism)が知られており,3つの対立遺伝子ε2,ε3,ε4によりコードされたイソ蛋白(E2,E3,E4)が存在する.E3が野生型で,E2(Arg158→Cys),E4(Cys112→Arg)はone point mutationによって生じたもので,アポEの表現型にはE2/2,E2/3,E2/4,E3/3,E3/4,E4/4の6種類がある.また,この表現型の出現頻度には人種を問わずE3/3が最多であるが,欧米人と比較するとE2,E4の保持者の頻度は日本人と中国人で低い.
掲載誌情報