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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻10号

1997年09月発行

文献概要

検査データを考える

心室内変行伝導心電図

著者: 梶田潤一郎1 渡辺一郎1

所属機関: 1日本大学医学部第2内科

ページ範囲:P.863 - P.865

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はじめに
 心室内変行伝導とは,一般にはいつも正常QRS波(心電図の基本的知識に関しては成書1)を参照のこと)を示す人の上室性QRS波が,一過性に心室伝導異常波形を示す原因となる機能的心室内伝導障害を意味する2).心室内変行伝導は,その連結期が先行R-R間隔に比して,①短縮しているもの(短周期変行伝導),②延長しているもの(長周期変行伝導),③不変のもの,あるいは以上の混合型に分類される.
 本稿では,このうち最も多くみられる①について,特に臨床上重要な心室性期外収縮との鑑別を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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