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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻11号

1997年10月発行

技術講座 免疫

インターロイキン6(IL-6)測定法

著者: 向田直史1

所属機関: 1金沢大学がん研究所分子薬理

ページ範囲:P.921 - P.926

文献概要

新しい知見
 IL-6は種々の炎症反応の際に,単球をはじめとする種々の細胞から大量に産生されるサイトカインである.C反応性蛋白などのいわゆる急性期相蛋白の産生誘導作用があり,急性期相蛋白の増加に先立ち産生される.さらに,肝臓で産生される急性期相蛋白とは異なり,IL-6は肝臓以外の臓器・細胞でも産生されることから,肝不全時でも炎症時に増加する.以上のことから,IL-6は新たな種類の炎症マーカーとして臨床検査に用いられることが期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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