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技術講座 病理
FISH法による癌の染色体異常の検査
著者: 高見聡1 木下盛敏1
所属機関: 1大塚製薬(株)大塚アッセイ研究所遺伝子診断研究室
ページ範囲:P.1011 - P.1017
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従来の染色体分析は,分裂中期核をG,Q,Rなどの各種分染法で染色したものを観察しており,その判定には熟練した技術と経験を要していたが,FISH法が開発されたことにより,簡便に,しかも間期核での染色体分析が可能となった.
FISH法は当初,ダイレクトR-バンディングFISH1)などで遺伝子マッピングに研究的に利用されていたが,近年,臨床の分野においても応用されるようになり,腫瘍細胞遺伝学や染色体異常症候群の解析や診断に有用な技術として注目されている.
従来の染色体分析は,分裂中期核をG,Q,Rなどの各種分染法で染色したものを観察しており,その判定には熟練した技術と経験を要していたが,FISH法が開発されたことにより,簡便に,しかも間期核での染色体分析が可能となった.
FISH法は当初,ダイレクトR-バンディングFISH1)などで遺伝子マッピングに研究的に利用されていたが,近年,臨床の分野においても応用されるようになり,腫瘍細胞遺伝学や染色体異常症候群の解析や診断に有用な技術として注目されている.
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