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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻12号

1997年11月発行

文献概要

技術講座 病理

FISH法による癌の染色体異常の検査

著者: 高見聡1 木下盛敏1

所属機関: 1大塚製薬(株)大塚アッセイ研究所遺伝子診断研究室

ページ範囲:P.1011 - P.1017

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新しい知見
 従来の染色体分析は,分裂中期核をG,Q,Rなどの各種分染法で染色したものを観察しており,その判定には熟練した技術と経験を要していたが,FISH法が開発されたことにより,簡便に,しかも間期核での染色体分析が可能となった.
 FISH法は当初,ダイレクトR-バンディングFISH1)などで遺伝子マッピングに研究的に利用されていたが,近年,臨床の分野においても応用されるようになり,腫瘍細胞遺伝学や染色体異常症候群の解析や診断に有用な技術として注目されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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