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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻12号

1997年11月発行

文献概要

日常染色法ガイダンス 結合組織の日常染色—膠原線維の染色

マッソン・トリクローム染色

著者: 野村利之1

所属機関: 1同愛記念病院研究検査科病理検査室

ページ範囲:P.1057 - P.1060

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目的
 線維性結合組織は生体内に広く分布し,膠原線維,細網線維,弾性線維の3種の線維に分類される.この中の膠原線維,細網線維を選択的に染める代表的染色法がマッソン・トリクローム(Masson-Trichrome)染色である.
 マッソン(Masson,1929年)がマロリー(Mallory)の原法とワンギーソン(van Gieson)染色法を加味して考案した方法で,核をヘマトキシリンで黒く染め,膠原線維をアニリン青で青く,その他の細胞質,筋線維などを酸性フクシンで赤く染める3色染色法(trichrome stain)である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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