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技術講座 病理
電子顕微鏡の技術—[1]電子顕微鏡用試料作製のポイント
著者: 山崎家春1
所属機関: 1井上記念病院医療技術部検査科
ページ範囲:P.1121 - P.1126
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電子顕微鏡所見は病理学的診断に役だつ情報の1つであり,臨床検査の中でも利用されている.免疫学的に抗体を用いて,その抗原性の有無や局在を証明する場合にも電子顕微鏡が用いられている.
①通常用いられている固定液では抗原性を失活させることのほうが多い.②微細な構造を観察する場合,いかに細胞成分を保存(固定)するかで決まる.この両者の関係を十分理解したうえで,試料を取り扱わないと免疫学的かつ超微形態的な証明はできない.
電子顕微鏡所見は病理学的診断に役だつ情報の1つであり,臨床検査の中でも利用されている.免疫学的に抗体を用いて,その抗原性の有無や局在を証明する場合にも電子顕微鏡が用いられている.
①通常用いられている固定液では抗原性を失活させることのほうが多い.②微細な構造を観察する場合,いかに細胞成分を保存(固定)するかで決まる.この両者の関係を十分理解したうえで,試料を取り扱わないと免疫学的かつ超微形態的な証明はできない.
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