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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻13号

1997年12月発行

文献概要

技術講座 一般

便一般検査のためのサンプリング法

著者: 今福裕司1 吉田浩1

所属機関: 1福島県立医科大学臨床検査医学講座

ページ範囲:P.1137 - P.1143

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新しい知見
 大腸癌由来の出血を検出するという目的の便潜血反応のためのサンプリング法として,表面擦過法が推奨されている.これは大腸癌が直腸,S状結腸に発生する頻度が高いこと,およびそうした下部大腸由来の出血が便表面に付着する傾向があるためである.もう1つ,便潜血反応サンプリングの進展として,便をトイレの水に浸らせなくてすむような採取容器が日本においても開発されたことである.便が水に浸ると水による潜血の希釈が起こるし,洗浄剤が使用されている場合はその影響が無視できないものとなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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