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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻13号

1997年12月発行

文献概要

日常染色法ガイダンス 細胞内顆粒の日常染色

ピアスのPTAH染色

著者: 髙田多津男1 大崎博之1 中村宗夫1

所属機関: 1国立善通寺病院臨床検査科

ページ範囲:P.1151 - P.1153

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目的
 リンタングステン酸ヘマトキシリン(phosphotungstic acid hematoxylin;PTAH)染色は,各種の顆粒あるいは線維素,筋線維,神経膠線維などを染める染色法である.特に結合織の中での筋線維,とりわけ横紋筋の染め分けが見事である.また,軟骨や骨が黄褐色に染まるので,気管支周辺の病変においては,骨形成の状態を知る染色法としても使用可能である.さらに,腎疾患でよく遭遇する糸球体内の沈着顆粒などもよく染め分けられて鑑別診断の補助とすることができる.そのうえ,中枢神経疾患における神経膠線維と結合織の鑑別にも応用できる染色法として高く評価されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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