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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻2号

1997年02月発行

文献概要

技術講座 生化学

血清アミロイドAの測定法

著者: 杉田収1 武田宏子2

所属機関: 1新潟県立看護短期大学 2新潟大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.121 - P.126

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新しい知見
 最近,栄研化学よりSAA測定用の汎用自動分析機用試薬(LZテスト“栄研”SAA)が開発され,臨床検査の現場での検討が進んでいる.本法の特徴はSAA専用機ではなく,通常の自動分析装置による通常の光学的測定法であることにある.
 本法はラテックス表面に結合させた抗SAA抗体と,試料のSAAとの抗原抗体反応により,抗原が架橋となってラテックス凝集塊を生する.その凝集反応を濁度として測定するものである.栄研化学より,日立7170用SAA測定マニュアルが提供されている.ほかの分析装置では東芝メディカルのTBA-80FR NEOによる山内らの報告(日本臨床検査自動化学会誌21:407,1996)がある.彼らの報告によれば,その方法での検出限界は約3μg/mlであり,SAA測定専用機との相関は,測定上限値の2,000μg/mlまで得られ,それとの相関係数は,r=0.997,回帰直線はy=-4.41+1.05xと良好である(x:LX-2500,y:TBA-80FR NEO).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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