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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻2号

1997年02月発行

トピックス

高尿酸血症の基準値

著者: 中島弘1 松澤佑次1

所属機関: 1大阪大学医学部第2内科

ページ範囲:P.163 - P.165

文献概要

■高尿酸血症
 最近,食生活が欧米化し,高脂肪・高カロリー食とアルコール消費の増加が目立つ.これに伴い,若年から中高年の広い年齢層にわたって高脂血症,肥満,糖尿病(耐糖能障害)が増加している.これらの疾患群は,いわゆる成人病に属するが,発症年齢の若年化や食事・運動の影響まで考えると“ライフスタイル病”と呼ぶのが適切かもしれない.
 さて,このような病態はまた血清尿酸値を上昇させることが知られ,いわゆる“無症候性高尿酸血症”を示す患者数もまた増加している1).他方,高尿酸血症と痛風は同義語のように扱われる傾向にあるが,表1に示すように,他の疾患や病態から二次的に発生する高尿酸血症も多い2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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