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臨床検査におけるメタアナリシス
著者: 西信雄1
所属機関: 1国立循環器病センター集団検診部
ページ範囲:P.165 - P.167
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メタアナリシスとは,“超越した”という意味のギリシャ語の接頭辞“meta”を用いた造語で,もとの分析を超越した分析,さしずめ“超”分析法といったものである.単なる統計学的手法と考えられがちだが,ある課題に関する過去の研究を系統的に収集し,それらの質的評価,数量的合成を行う研究手法である1,2).
臨床検査の分野でも応用されてきているが3),そこでも統計学的に診断の精度を推定するだけではなく,もとの研究の患者や検査の特性,あるいは研究手法がその推定値に対していかに影響しているかを明らかにし,今後の研究の方向性を示してこそ意義がある4).
メタアナリシスとは,“超越した”という意味のギリシャ語の接頭辞“meta”を用いた造語で,もとの分析を超越した分析,さしずめ“超”分析法といったものである.単なる統計学的手法と考えられがちだが,ある課題に関する過去の研究を系統的に収集し,それらの質的評価,数量的合成を行う研究手法である1,2).
臨床検査の分野でも応用されてきているが3),そこでも統計学的に診断の精度を推定するだけではなく,もとの研究の患者や検査の特性,あるいは研究手法がその推定値に対していかに影響しているかを明らかにし,今後の研究の方向性を示してこそ意義がある4).
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