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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻3号

1997年03月発行

文献概要

病気のはなし

筋ジストロフィー

著者: 村上俊一1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院検査部

ページ範囲:P.196 - P.206

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新しい知見
 骨格筋の著明な変性・壊死を示す遺伝性疾患として筋ジストロフィーは古くから知られていたが,その発症のメカニズムは長らく不明であった.1980年代後半にデュシェンヌ型筋ジストロフィー患者において細胞骨格蛋白の1つであるジストロフィンの欠損が発見され,責任遺伝子の染色体上の局在も明らかになった.近年,筋ジストロフィーの他の病型(Emery-Dreifuss型,肢帯型の一部,先天性の一部,筋緊張性など)の責任遺伝子の染色体上の局在・DNA異常および遺伝子産物(蛋白)の欠損・異常が明らかとなり,疾患そのものの発症機序も解明されつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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