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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻4号

1997年04月発行

文献概要

技術講座 血液

好中球形態異常の見かた

著者: 東克巳1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.329 - P.333

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新しい知見
 好中球の形態異常における先天性異常については従来からの知見とほぼ変わりはないようである.
 後天性異常では白血病をはじめ種々の抗癌剤が開発され,また,その薬理作用も多様なため好中球形態にも変化をきたすことが多くなったようである.特に代謝拮抗剤によるDNA合成阻害や葉酸拮抗などで著明である.また,本稿では取り上げなかったが,白血病の分化誘導剤使用時には成熟好中球内にアウエル小体を認めることにもしばしば遭遇するようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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