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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻5号

1997年05月発行

文献概要

技術講座 一般

糞便中の脂肪検査

著者: 近藤孝晴1 中江康之1

所属機関: 1名古屋大学総合保健体育科学センター

ページ範囲:P.435 - P.440

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新しい知見
 便中脂肪の測定は脂肪の消化吸収試験の1つであり,消化吸収障害の直接的な証明となる.しかし,日本ではいわゆる脂肪便で苦しむ患者が少ないことに加え,便を取り扱うことに抵抗があり,あまり行われる検査ではない.とはいうものの,最近では食生活の変化に伴い,慢性膵炎の病態も西欧型になりつつあり,消化吸収試験が臨床上必要と考えられる例も増加しつつある.近赤外線法など簡便かつ正確に便中脂肪を測定できる機器が普及すれば,検査件数も増加する可能性がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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