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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻6号

1997年06月発行

文献概要

日常染色法ガイダンス 細胞内顆粒の日常染色—好銀顆粒の染色

グリメリウス染色

著者: 當銘良也1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院臨床検査部

ページ範囲:P.527 - P.529

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目的
 好銀(argyrophil)細胞染色のうち広く用いられているのがグリメリウス染色である.グリメリウス染色1,2)は,低濃度の硝酸銀水溶液に浸し,吸着した銀イオンを還元剤で還元沈着させる方法である.神経内分泌顆粒の検索のために用いられ,カルチノイドなどの内分泌腫瘍の検索,その他腫瘍の内分泌方向への分化を確認するために行われることが多い.本法は,染色の安定性や過染性の点から多くの検討が行われているが,過染のない安定した方法はなく,これから多くの検討を要する染色法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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