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輸血検査メモ
造血因子—G-CSFの臨床応用
著者: 渡辺力1 高上洋一1
所属機関: 1徳島大学医学部小児科
ページ範囲:P.32 - P.32
文献購入ページに移動現在,臨床に使用できるG-CSFは,チャイニーズハムスター由来で糖鎖を持つ(Lenograstim),大腸菌由来で糖鎖を持たない(Filgrastim),およびN末端の5つのアミノ酸を置換して効力を高めた(Nartograstim)の3種類があるが,生物学的効果には差がないとされている.その主な生物学的作用は好中球前駆細胞に作用して,好中球への分化・増殖を促進するだけでなく,好中球の遊走能や殺菌能などの機能をも増強する.
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