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輸血検査メモ
針刺し事故の対策
著者: 飯島卓夫1 齋藤英昭1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院手術部
ページ範囲:P.101 - P.101
文献購入ページに移動●針刺し事故の原因
わが国における小林ら1)の誤刺442件の調査によると,針刺し事故を起こした状況としては,針へのリキャップ時が51.7%で最も多く,次いで採血・注射などの医療行為時の35.0%,針の廃棄時の17.1%となっている.また,木村2)の調査によると,針刺し事故の起きた時間帯は午前10時から12時が多い.注射針を扱う仕事と他の仕事が重なり,注意力が薄れる時間帯に針刺し事故が起こりやすいと推測される.
わが国における小林ら1)の誤刺442件の調査によると,針刺し事故を起こした状況としては,針へのリキャップ時が51.7%で最も多く,次いで採血・注射などの医療行為時の35.0%,針の廃棄時の17.1%となっている.また,木村2)の調査によると,針刺し事故の起きた時間帯は午前10時から12時が多い.注射針を扱う仕事と他の仕事が重なり,注意力が薄れる時間帯に針刺し事故が起こりやすいと推測される.
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