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文献概要
増刊号 輸血検査実践マニュアル 各論 血液型 HLA検査
DNA検査
著者: 平田蘭子1 前田平生1
所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター輸血部
ページ範囲:P.141 - P.146
文献購入ページに移動はじめに
従来,HLA(human leukocyte antigen)タイピングは末梢血リンパ球を抗体と反応させるリンパ球細胞傷害試験(lymphocytotoxicity test;LCT法)により血清学的特異性として決定されてきた.しかし,近年,分子生物学的技術の発達とともに,DNAによるHLA遺伝子領域の解析が進み,次々と新しい遺伝子ならびに対立遺伝子(アリル)の塩基配列が明らかにされ,HLA-DNAタイピングが可能となった.特にHLAクラスⅡ抗原については,DNAタイピングが急速に開発され,すでに実用化されている.
従来,HLA(human leukocyte antigen)タイピングは末梢血リンパ球を抗体と反応させるリンパ球細胞傷害試験(lymphocytotoxicity test;LCT法)により血清学的特異性として決定されてきた.しかし,近年,分子生物学的技術の発達とともに,DNAによるHLA遺伝子領域の解析が進み,次々と新しい遺伝子ならびに対立遺伝子(アリル)の塩基配列が明らかにされ,HLA-DNAタイピングが可能となった.特にHLAクラスⅡ抗原については,DNAタイピングが急速に開発され,すでに実用化されている.
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