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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻7号

1997年06月発行

文献概要

増刊号 輸血検査実践マニュアル 各論 血液型 血小板

抗血小板抗体検査

著者: 森田庄治1 柴田洋一2

所属機関: 1埼玉県伊奈赤十字血液センター検査課 2東京大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.164 - P.168

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はじめに
 抗血小板抗体検査は輸血に必要な検査の一部にもかかわらず,その検査上の煩雑性や血小板製剤の有効期限の問題などの理由から,赤血球型の検査に比べ普及性の面において一般病院規模で検査を実施することは現実的には難しく,特殊検査の領域であった.しかし,認定輸血検査技師制度の発足が契機となり,輸血検査に携わる検査技師は,抗血小板抗体についての知識のみならず,技術的な面も求められることになり,抗血小板抗体検査に対する関心が急速に高まった.
 本稿では,抗血小板抗体検査の必要性を血小板輸血と妊娠(母児免疫)の視点から述べるとともに,抗血小板抗体検査の1つの方法である混合受身凝集法(mixed passive hemagglutination;MPHA)について概説することにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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