文献詳細
文献概要
増刊号 輸血検査実践マニュアル 各論 輸血臨床
周産期の輸血
著者: 月本一郎1
所属機関: 1東邦大学医学部第1小児科学教室
ページ範囲:P.233 - P.239
文献購入ページに移動はじめに
周産期に輸血療法を行う原則は,限りなく安全な血液を使用することである.輸血による副作用は一生涯のみならず,次の世代にわたる問題を残すことになる.これを防ぐためのは,可能な限り無輸血とし,必要なときには感染性と免疫原性のない同種血を用いることになる.
小児,特に新生児では成人と異なった生理機能を有し,輸血を行ううえで注意をしなければならない点が多い.成人領域では,輸血の適正使用のためのガイドラインが出されているが,小児ではそのまま用いるには問題がある.小児科領域に特有なガイドラインが作られて現場で検討され,問題点を解決してから全国に普及される必要がある.
周産期に輸血療法を行う原則は,限りなく安全な血液を使用することである.輸血による副作用は一生涯のみならず,次の世代にわたる問題を残すことになる.これを防ぐためのは,可能な限り無輸血とし,必要なときには感染性と免疫原性のない同種血を用いることになる.
小児,特に新生児では成人と異なった生理機能を有し,輸血を行ううえで注意をしなければならない点が多い.成人領域では,輸血の適正使用のためのガイドラインが出されているが,小児ではそのまま用いるには問題がある.小児科領域に特有なガイドラインが作られて現場で検討され,問題点を解決してから全国に普及される必要がある.
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