文献詳細
文献概要
増刊号 輸血検査実践マニュアル 各論 輸血臨床
骨髄移植における輸血
著者: 原宏1
所属機関: 1兵庫医科大学輸血教室
ページ範囲:P.248 - P.250
文献購入ページに移動はじめに
輸血は基本的には欠乏する血液成分の補給療法であり,その点においては骨髄移植の場合にも,他の疾患あるいは状態における輸血治療と基本的には同じである.
しかし,骨髄移植という特殊な治療を成功させるには,輸血にもそれなりの配慮が求められる.骨髄移植は再生不良性貧血,骨髄異形成症候群,各種の白血病あるいは先天性・後天性の造血障害および先天性の免疫不全症などの疾患を対象に行われている.骨髄移植における輸血を考える場合には,骨髄提供者に対する輸血と移植を受ける患者に対する輸血の両面を必ず考慮する必要がある.
輸血は基本的には欠乏する血液成分の補給療法であり,その点においては骨髄移植の場合にも,他の疾患あるいは状態における輸血治療と基本的には同じである.
しかし,骨髄移植という特殊な治療を成功させるには,輸血にもそれなりの配慮が求められる.骨髄移植は再生不良性貧血,骨髄異形成症候群,各種の白血病あるいは先天性・後天性の造血障害および先天性の免疫不全症などの疾患を対象に行われている.骨髄移植における輸血を考える場合には,骨髄提供者に対する輸血と移植を受ける患者に対する輸血の両面を必ず考慮する必要がある.
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