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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻8号

1997年07月発行

文献概要

病気のはなし

骨髄異形成症候群

著者: 上田孝典1 浦崎芳正1

所属機関: 1福井医科大学第1内科

ページ範囲:P.614 - P.621

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新しい知見
 骨髄異形成症候群は多能性造血幹細胞の異常に起因し,無効造血を特徴とする症候群であり,一部は急性白血病に移行する,近年,その無効造血はアポトーシスによることが示唆されており,また血液細胞の増殖・分化の異常に一部N-ras,fms,p53などの癌関連遺伝子の関与も明らかとなった.いまだ確立された治療法はないが,G-CSFを筆頭に各種サイトカインの応用が試みられており,また原因療法としては骨髄移植が最も良好な成績をおさめている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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